シニアも楽しむ ITライフ

シニアこそ “ネット” を活用し生活を楽しみましょう!

ITの進歩は速く、シニア・シルバー世代は苦手と言われます。しかし、シニアになった今、 「シニア・シルバー世代こそ、田舎生活ほど、ITって役立つのではないか」 最近、つくづく思います。このブログは、シニアになってもインターネットを楽しんでいる”ガンコ親父”の日記ブログです。

【ネット詐欺】に騙(だま)されない為の心構えとは? 事例を知っておくことが大事!

インターネットには、なんとか騙(だま)して危害を加えようとすることがたくさんありますね。例えば、以下の内容です。

 

①銀行やクレジット会社を名乗り、不正なホームページに誘導し、ID・パスワードを盗む詐欺

ブラウザーに「パソコンがウイルスに感染している!」、「パソコンに不具合がある!」として、危険なソフトをダウンロードさせる詐欺

スマホのSMSを利用して「未納料金が発生している」、「配送物の不在通知」を装い、連絡を強要したり、危険なサイトに誘導させたりする詐欺


なお、インターネット詐欺にダマされない方法の中で、最も有効な方法は、

“詐欺の事例を知って、騙し(だまし)のテクニックを事前に知っておく”

ことです。私は、なんどか、このような詐欺に会いましたが、事例を知っていたことで、ダマされずにすみました。

 

事例は、以下のサイトで、たくさん紹介されていますので、ぜひ参考にしてください。

 インターネットトラブル(注目テーマ)_国民生活センター
 http://www.kokusen.go.jp/topics/internet.html

 

インターネット詐欺は、セキュリティソフトを活用しても、ソフトウェアを最新版に更新しても防ぐことはできません。

自分で気をつけ、ダマされないように注意することしかありません。うっかりするとダマされるので、その意味では、最も危険かもしれません。

 

私が、ここ一年で経験したネット詐欺は以下ですが、詐欺の事例を知っていたので、なんとかダマされずに済みました。もし、事例を知っていなかったら・・・ダマされていたかもしれません。

①アマゾンを名乗り『未納料金が発生している。本日連絡無き場合は法的手続きに移行します』というSMS(ショートメッセージ)が来た。これは、SMSを使った詐欺です。

②突然!パソコンのブラウザーに「Windows10によってWindowsシステムが古くなり破損していることが検出されました」というメッセージが表示され、対策ソフトのダウンロードを勧められた。これは、不正ソフトをダウンロードさせる詐欺です。


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まさか自分が…そんな人ほど騙される

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以前読んだ本に(といってもかなり前です)、詐欺、悪徳商法マインド・コントロールの心理について書かれた本があり、大変興味深いことが書かれていました。それは次の本です。

 

「まさか自分が…そんな人ほど騙される」 パンドラ新書 西田 公昭 (著)

 

この本では、騙されやすいタイプとして以下をあげていました。

 

(1) 自分だけは大丈夫と思っている・・・自分が被害にあうなんてありえないと思っていると不意をつかれて騙されやすい。

(2) 非科学的思考をしやすい・・・神秘的な事象や自分他人の経験を、根拠を良く考えずに信用しやすい人は騙されやすい。

(3) ストレスや不安定な状態に弱い・・・動揺しやすかったり、不安定な状態に弱い人は騙されやすい。

(4) 権威に弱い・・・権威のある人、偉そうな肩書きを持った人を無条件に信用してしまう人は騙されやすい。

(5) 人間関係に誠実である・・・心優しく、誠実な態度で人に接している人は、騙されやすい危険性もその分高くなっている。


(5)の「人間関係に誠実である」のは、「騙されないようにするためには不誠実がよい」ような印象を与え、少し納得のいかない感じがありますが、「周りは善人ばかりでないから、少しクールな眼を持つことが必要」という意味です。


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インターネットでダマされない為の心構え

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(1) 詐欺の事例を知って、騙し(だまし)のテクニックを事前に知っておく。

普段から、このような情報に注意し、どのような騙しのテクニックがあるのか知っておきましょう。以下のサイトが役に立ちます。

 インターネットトラブル(注目テーマ)_国民生活センター
 http://www.kokusen.go.jp/topics/internet.html

 フィッシングに関するニュース|フィッシング対策協議会
 https://www.antiphishing.jp/news/


(2) 自分もいつかは「騙(ダマ)される」かもしれないという危機感を持って対応する。

私自身も、まさか自分がダマされるとは思っていませんでしたが、銀行を装った迷惑メール、危険なソフトのダウンロード、スマホにきたSMS、ブラウザーでのソフトダウンロード要求などの詐欺に、ダマされる危険に何度か会いました。


(3) 日常生活の常識を働かせて、安易に対応しない。

有名なフィッシング詐欺は、銀行やクレジット会社を名乗り、不正なホームページに誘導し、ID・パスワード他を盗もうとします。メールで顧客のパスワードや口座情報を尋ねることはありません。このようなメールは無視することが大事です。


(4) 迷惑メールは”無視し、何もせず、そのまま削除する”

迷惑メールは、簡単に言えば、”一方的に送られてくる、いやなメール”です。

迷惑メールには、出会い系への誘導メール、架空請求メール、フィッシング詐欺メール、ウイルスが添付されたメール、ウイルスサイトへの誘導メールなどなど・・・・たくさんあります。

この迷惑メール、実は、ウイルス、スパイウェアフィッシング詐欺、振り込み詐欺などの危険が満載の”悪の温床”です。十分注意しなければなりません。

①迷惑メールの基本は、 ”無視し、何もせず、そのまま削除する” こと
②迷惑メールに返信するのは絶対にダメ(メールアドレスがばれます)
③迷惑メールの添付ファイルを実行するのは絶対にダメ(ウイルスに感染します)
④迷惑メールのURLをクリックするのは絶対にダメ(不正なサイトに誘導されます)


(5) スマホや携帯に突然来るSMS(ショートメッセージ)には注意する。

”宅配荷物の不在通知”を偽装した危険なSMSが発見されています。SMSの中のURLをクリックすると危険なアプリがインストールされます。

『通知 お客様宛にお荷物のお届きましたが不在の為持ち帰りました 配送物は下記よりご確認ください。http://*****』

また、Amazonなどのショッピングサイトを名乗り、SMSに以下のような「架空請求の詐欺メール」がくることもあります。これは詐欺なので、対応してはダメです。

『未納料金が発生している。本日連絡無き場合は法的手続きに移行します』


(6) エラー表示などでソフトを購入させる手口に注意する。

パソコンやスマホブラウザーの画面に、「ウイルスに感染しています」「システムが異常です」とダマして、危険なソフトをインストールさせる詐欺がありますので、注意して下さい。ソフトのダウンロードを要求する表示がでたら、危険なソフトでないか疑い、インターネットで検索してみるとよいですね。


(7) "甘い話"には決して乗らない。

以下のような甘い話のメール、うっかりこれらのメールを送信すると、メールアドレスが本物と分かり、多くの迷惑メールの餌食(えじき)になります。

「××分の作業で 月収 ×××万♪♪」
「おめでとうございます!!お客様は今回の懸賞応募で当選しました!!」
「ご苦労さまです♪ 私のこと知っていますか?」


(8)身に覚えのないクレジットカードの請求があった場合には、クレジットカード会社に早急に申し出る

また、クレジットカード会社から、購入した覚えのないソフトについての請求があった場合には、その旨をクレジットカード会社に伝え、調査してもらう。


(9)不安になったら相談する

ネット詐欺かどうか疑問に感じたときや、詐欺に引っかかってしまったかもと不安になったときは、国民生活センター警察庁の相談窓口に連絡し、具体的な対処方法を確認しましょう。

《相談窓口》

独立行政法人 国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/ncac_index.html

警察庁 インターネット安全・安心相談 ※具体的な相談は都道府県警察の窓口へ
https://www.npa.go.jp/cybersafety/

《ホットライン》

■消費者ホットライン 電話番号 188(いやや!)
近くの相談窓口(消費生活センターなど)を案内します。

■警察相談専用電話 電話番号 #9110
犯罪被害の未然防止など、生活の安全を守るための相談窓口です。