ブログ、Twitter、SNSで、思ったことを気楽に発信できる時代です。私も、何か事件があったとき、そのときに思いついたこと(過激な発言です!)を、ブログやTwitterに投稿しようと思ったことが何度かあります。
そのたびに、これって本当にいいの? と考え、思いとどまりました。やはり、感情的になったときに投稿するのはダメですね。
今回は、経験などをもとに、インターネット投稿時に注意したい心がけと、炎上を防ぐ方法を紹介します。少しでも参考になれば幸いです。
なお、インタネットの世界に、「世界はたった6人でつながる(六次の隔たり)」というのがあります。
”六次の隔たり”、簡単に言えば、それぞれ44人の友達がいるとして、友達の友達とたどって行くと、六人目で世界中の人とつながるということです。(44人☓6乗=約72.6億人)
友達の中には同じ人もいるので、このように単純にはなりませんが、インターネットのSNSなどのつながりは意外と狭いということを説明しています。
なお、2008年に、当時、日本国内最大のSNSコミュニティmixiのエンジニアによって、6人目で全体の95%以上の人数に到達できることが明らかにされました。
最近は、政治の場でも、Twitter、SNSが活用されていますが、インターネットでの発言は、多くの知らない人にも影響を与えるので、発言には注意をして欲しいですね。
私は、以前、WindowsのPCに限定した内容に関わらず、PC全体に関係するような内容で記事を投稿し、Mac PCのユーザから、それは間違っているよ!と、怒りのコメントを頂いたことがあります。
そのとき以来、出来るだけ、以下に注意するようになりました。
”PC関係の記事を書く時は、「Windows対応」か「Mac対応」かを明確する”
”スマホの記事を書く時は、「Android対応」か「iOS対応」かを明確にする”
また、私が気に入った言葉があったので、ブログに ”これで悩みが解決!”と書いたら、ある人から ”そんなことでは、私の悩みは消えない。いいい加減なことを言うな!”とコメントがありました。言われてみれば、そのとおりでした。
私は、このような経験から、インターネットの世界では、自分が発信した情報を、「誰がみているか分からない」ことを実感しました。
しかし、だからといって、慎重になり過ぎると、なかなか情報発信できません。
情報発信する際には、①感情的にならず(これがポイント)、②あくまでも個人的な意見であり、③自分の勘違いや誤解もあるかもしれない、というように、自分の発言を少し客観的に見て、インターネットに投稿すると良いかもしれません。
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■ インターネットでの情報発信の心がけ
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インターネットでの発言は、日常生活で言うと 「都会の真ん中で、人に聞こえるように、大声で話をする」 と同じです。
なお、店内でイタズラした写真を投稿し、何千万の賠償金を支払うことになり、その後の人生が一変した人もいます。
くれぐれも、人を傷つけたり、他人の経済活動を邪魔したり、違法行為などを投稿しないよう注意したいものです。
(1) 投稿ボタンを押す前に、もう一度考える(Rethink) *これは大事です!
投稿するまえに、相手を傷つけるような内容、誤解を与える内容、疑わしい内容になっていないか、もう一度考えることが必要です。特に、感情的になっているときは注意しましょう。
(2) ネットの向こう側には、たくさんの知らない人がいることを忘れない。
インターネットで発信する内容は、非常識な発言を避け、目の前に当事者がいたとしても発言できる、自信があるものにする。悪口を書けば、書かれた人も見ている可能性が高いと考えたほうがよい。
(3) 燃えやすい話題(発火点の低い話題)は避ける
多くの人が不満を抱いている話題、タブー視されている話題はなるべく避け、「火の用心」に心がけましょう。宗教、皇室、政治などの話題は、燃えやすく発火点が低いので、慎重な取り扱いが必要です。
(4) 他人の文章・画像を勝手に利用しない(著作権に気をつける)
ついついインターネットで公開されている他人のコンテンツ(文章、画像)を無断で利用しがちですが、作成されたものは基本的に著作権で保護されています。他人のコンテンツを簡単にコピーして利用するのは避けましょう。
他のコンテンツを利用するためには、引用条件を満たすことが必要です。自分のオリジナルが多くを占め、文章の説明や補強として、他人のコンテンツを利用しないといけません。詳しくは以下を参照ください。
他人のコンテンツ(文書、画像)を正しく利用する方法とは
| ネット活用ライフ シニアの七転八起
http://lifesecurityup.blogspot.com/2017/01/blog-post.html
(5) 仕事関係の発言は慎重にする
店員がブログや日記で、気楽な気持ちで客の悪口を書き込んだことがきっかけで、その店員を雇用する会社に抗議が殺到するケースもあります。
(6) やらせをしない
人気ランキングサイトで、順位を上げる”やらせ書き込み”が発覚し、問題になったことがありました。このような、やらせの発言は、ほとんど見透かされ、批判的なコメントが殺到する事態につながります。
(7) 誤りがあったらすぐに謝罪
ブログやSNSの記事に批判的なコメントが殺到しても、早い段階で謝罪すれば、ひどくなりません。
(8) 都合が悪いことを削除しない *これってとても大事です
都合の悪いコメントを削除しても、Googleのキャッシュなどからその記載を「発掘」され、炎上につながることがあります。誤りがあった時には削除せずに率直に謝罪し、反対意見や批判的な意見は貴重な意見としてそのままにしておきましょう。
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■ ネット炎上投稿を防ぐための具体的な方法
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よく「ブログが炎上」などということを耳にしますが、インターネットの世界で、炎上というと、"ブログ、Twitter、SNSの記事に批判的なコメントが殺到する状況"です。
批判的なコメントだけなら、我慢すれば良いですが、イタズラ的な投稿内容から、損害賠償や刑事事件にも発展することもあります。
下記のサイトに[ネット炎上投稿を防ぐための10カ条]が紹介されていました。とても役立つ内容なので、簡単に紹介します。詳しくは、下記サイトを参照下さい。
【ダウンロード歓迎】ネット炎上投稿を防ぐための10か条シート
| STORIA法律事務所ブログ
http://storialaw.jp/blog/1759
[ネット炎上投稿を防ぐための10カ条]
出展: STORIA法律事務所ブログ http://storialaw.jp/blog/1759
1. 投稿する前に「公開」か「非公開」かチェックする
2. 公開の投稿は1000人の前で話しているのと同じ
3. 他人のプライバシーを投稿しない
4. 自分の個人情報を投稿しない
5. 常識に反した特殊な意見を投稿しない
6. 違法行為を投稿しない(交通違反、パワハラ、セクハラなど)
7. 他人の著作物を無断で使用しない
8. 飲酒時や深夜の投稿はできるだけ避ける
9. ネット上で匿名はもはやあり得ない
10.世界はたった6人でつながる(六次の隔たり)
《補足》 世界はたった6人でつながる(六次の隔たり)
“六次の隔たり”、簡単に言えば、それぞれ44人の友達がいるとして、友達の友達とたどって行くと六人目で世界中の人とつながるということ。
ある人の友達が44人いて、それぞれの友達に(重複しない)友達が44人いて、さらにそれぞれの友達に(重複しない)友達が44人いて・・・とたどっていくと、六人目の友達で世界中の人とつながるというもの。
単純な計算で、以下になり、”六次の隔たり”と言われています。
44人☓6乗=約72.6億人(国際連合人口部による2011年当時の世界人口推計値)
ただし、友達の中には同じ人もいるので、このような単純な計算にはなりませんが、インターネットのSNSなどのつながりは意外と狭いということを説明しています。
なお、2008年、当時、日本国内最大のSNSコミュニティmixiのエンジニアによって検証され、6人目で全体の95%以上の人数に到達できることが明らかにされています。
参考:
六次の隔たり - Wikipedia -
https://goo.gl/sSxMTl