スマホの無料アプリには、必ず、広告が表示されますが、この広告を悪用する不正が世界20カ国で流通しているそうです。注意下さい。
広告を表示させるソフト(アドウェア)に悪質なものがあり、広告をクリックすると、端末の情報が収集され、外部のサーバに転送、画面には執拗に広告が表示されるようになるそうです。
悪質なAndroidアドウェア、世界20カ国で流通 - ITmedia エンタープライズ
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1510/08/news048.html
私も、無料のスマホアプリをたくさん使っていますが、これらのアプリでは、よく広告が表示され、面倒くさいなあと感じていましたが、アプリの”広告表示”は絶対にクリックしないと決めています。
なお、上記のITmedia エンタープライズの記事では、以下の対策を勧めています。特に大事なのは、(1)、(2)ですね。
(1)メールやSMS、Webサイト、広告などの不審なリンクはクリックしない
(2)公式アプリストア以外ではアプリをインストールしない
(3)Androidのアプリを常に最新の状態に保つ
(4)セキュリティ対策ソフトを使用する
最近は、”広告表示”ソフト(アドウェア)の中に危険なものがある場合が数多く報告されていますので、以下には特に注意下さい。
(1)アプリは公式アプリストアからのみ、インストールする
(2)無料アプリの広告表示は原則クリックしない
なお、公式アプリストアの場合は、万が一、不正なソフトが発見された場合は、削除するなどの対策がとられるので安心です。
■アドウエアとは
「アド」とは広告(advertising)のことで、広告機能を持ったソフトウェアを、広い意味で「アドウェア」と呼びます。
アドウェアの中には、悪質なマルウェア(不正ソフト)として機能するものもあり、これが狭義の「アドウェア」です。(セキュリティベンダーが指す「アドウェア」とは、ほとんどこの意味です)。
それらは、過剰な広告表示だけで、ユーザーにはほとんどメリットがないもの、詐欺まがいの広告を表示するもの、不正なWebサイトへの誘導広告を表示し、情報を搾取するものなど、まさに「脅威」といえる存在です。