シニアも楽しむ ITライフ

シニアこそ “ネット” を活用し生活を楽しみましょう!

ITの進歩は速く、シニア・シルバー世代は苦手と言われます。しかし、シニアになった今、 「シニア・シルバー世代こそ、田舎生活ほど、ITって役立つのではないか」 最近、つくづく思います。このブログは、シニアになってもインターネットを楽しんでいる”ガンコ親父”の日記ブログです。

フリー画像をGoogle画像検索で探す方法を ”図で詳しく” 紹介 ~単純に検索してもダメ(著作権侵害にも)

Google画像検索を利用した、ブログ、ホームページなどで使える、フリー画像(イラスト・写真)の見つけ方を紹介します。

Google画像検索は便利ですが、単純に画像検索してもフリー画像は見つかりません。有料なものが圧倒的に多いからで、このような画像を利用すると著作権を侵害することになります。

f:id:yougo-school:20170203105137j:plain

Google画像検索でフリー画像を探すためには、チョットした工夫が必要で、“パブリックドメイン”を検索語に加え検索するか、ライセンス条件を指定して検索する必要があります。

そこで、今回は、どうすれば、フリー画像をGoogleの画像検索で見つけることができるか、その方法を図で詳しく紹介します。

 

実は、以前ある本に、Google画像検索で単純に探した画像を、会社の資料作成に使うと便利ですよと、紹介した本がありましたが、これは著作権侵害になる可能性が大でNGです。このような本が、堂々と市販されていると思うとゾッとしますね。

くれぐれも、今回紹介する方法でフリー画像を検索してください。

なお、簡単にフリー画像を探す方法として、フリー画像を掲載したサイトを利用する方法もあります。詳しくは、以下を参照ください。

 フリー画像(イラスト・写真)が豊富な優良サイトを紹介 使い方も解説
 http://lifesecurityup.blogspot.com/2017/01/blog-post_19.html

無料の画像を紹介しているサイトに自分の欲しい画像がない場合にも、Googleの画像検索を使うと便利ですね。


なお、無料で使える画像やイラストの、ライセンス表示には、

 ①”パブリックドメイン”  または、
 ②”CC0(クリエイティブ・コモンズゼロ)”

の表示のうち、どちらかが表示されています。必ず、ライセンスに、以下の表示があるかどうか確認ください。

 

f:id:yougo-school:20170203105206j:plain

(注)画像形式に、jpg(ジェイペグ)、png(ピング)、gif(ジフ)がありますが、png(ピング)形式は背景を透明化し、画像や文字を重ね合わせることができ便利です。



■ 覚えておきたい用語 ”パブリックドメイン”と”CC0”

無料で使える画像やイラストのライセンス表示には、”パブリックドメイン”か、または、”CC0(クリエイティブ・コモンズゼロ)”の表示が必ずあります。

これらの表示がある画像については著作権が放棄されているので、個人でも商用でも、自由に使えます。

逆に、この表示が無いと、無料で使えないか、使う時に何らかの条件が付きますので、注意ください。


パブリックドメイン”とは、社会全体の公共財産の意です。著作者や発明者などが著作権などの一切の権利を放棄し、一般公衆に属する状態にあることを言います。

パブリックドメイン”の状態になった画像などの著作物については、知的財産権を誰も持っていないため、誰でも自由に利用することができます。


”CC0(クリエイティブ・コモンズゼロ)”とは、コンテンツの作者・所有者が、著作権による利益を放棄し、作品を完全にパブリック・ドメインに置くことを可能にしたものです。

”CC0”によって、他の人たちは、著作権による制限を受けないで、自由に、作品に機能を追加し、拡張し、再利用することができるようになります。

 CC0について ― “いかなる権利も保有しない”
 « Science Commons – サイエンス・コモンズ翻訳プロジェクト
 http://sciencecommons.jp/cc0/about



■ Google画像検索を使った無料画像の探し方

自由に使える画像を探す方法は以下です。まずは、方法1で探し、次に方法2で実施すると良いです。


方法1 画像検索で“パブリックドメイン”を検索語に加え探す

  *パブリックドメインとは「自由に使ってもよい著作物」。

画像検索で、例えば、「パブリックドメイン  コンピューター」として検索。検索後、画像をクリックしていき、画像のライセンスが“パブリックドメイン”、または“CC0”を確認して利用します。


方法2 画像検索でライセンス条件を指定して探す

Google画像検索で、自由に使えるライセンス条件を指定して画像を検索できます。検索後、画像をクリックしていき、画像のライセンスが“パブリックドメイン”、または“CC0”を確認して利用します。


《注意》

方法1、2でフリー画像を見つけた場合、必ず、ライセンスが

 ① パブリックドメイン (英語表記 ”Public Domain”)か、
 ② CC0 (英語表記 ”CC0 Public Domain” 他)
 
のいずれかになっていることを必ず確認ください。画像の中には”不明なライセンス”というのもあるので要注意です!!



■ Google画像検索でフリー画像を探す方法 その1

■  “パブリックドメイン”を検索語に加え探す

Google画像検索で、“パブリックドメイン”を検索語の中に入れて検索。

例えば、「パブリックドメイン クリップアート コンピュータ」として検索。

②画像をクリックしていき、ライセンスが“パブリックドメイン”、または“CC0(クリエイティブ・コモンズゼロ)”を確認。

 

f:id:yougo-school:20170203105412j:plain

《検索語の入力方法》

検索語を①のように日本語にするより、②の英語表現の方が、英語圏のサイトまで検索条件に該当するので、見つかる画像数が多く、お勧めです。

 ①[パブリックドメイン クリップアート パソコン]
 ②[Public Domain clip art PC]

また、ファイルタイプを指定すると、自分の欲しい画像形式を見つけることができます。

 ②に画像形式を追加した検索語 *画像形式がpngの場合
 
  [Public Domain clip art PC filetype:png



■ Google画像検索でフリー画像を探す方法 その2

■  ”ライセンス条件”を指定して探す

Google画像検索を欲しい画像を検索した後、[ツール]の機能を活用します。

なお、この方法でも、画像検索時には、日本語にするより英語表現の方が、英語圏のサイトまで検索条件に該当するので、見つかる画像数が多く、お勧めです。


①「ツール」をクリック

②「ライセンス」をクリックして、ライセンス条件を指定

《ライセンスの条件》

・仕事の業務などで利用する場合は、「改変後の利用が認められる L2」

・個人のブログなどで利用するは、 「改変後の利用が認められる L4」

が良いですね。

 L1:ライセンスでフィルタリングしない

 L2:改変後の再使用が許可された画像
    (非営利目的・商用目的でもOK)

 L3:再使用が許可された画像
    (非営利目的・商用目的でもOK)

 L4:改変後の非営利目的での再使用が許可された画像
    (非営利目的はOK、商用目的はNG)

 L5:非営利目的での再使用が許可された画像
    (非営利目的はOK、商用目的はNG)

*「検索ツール」を使わない通常の検索は”L1”になっており、ライセンスが不明なため、利用できません。

(注)クリップアートのみを指定する場合

「ツール」の「種類」をクリックし、「クリップアート」を指定するとクリップアートが検索できます。


③使いたい画像をクリック

④大きく表示された画像を何度かクリック

⑤ライセンスを確認

ライセンスが“パブリックドメイン”、または“CC0”を確認。

f:id:yougo-school:20170203110212j:plain

 

f:id:yougo-school:20170203110227j:plain

f:id:yougo-school:20170203110243j:plain