シニアも楽しむ ITライフ

シニアこそ “ネット” を活用し生活を楽しみましょう!

ITの進歩は速く、シニア・シルバー世代は苦手と言われます。しかし、シニアになった今、 「シニア・シルバー世代こそ、田舎生活ほど、ITって役立つのではないか」 最近、つくづく思います。このブログは、シニアになってもインターネットを楽しんでいる”ガンコ親父”の日記ブログです。

家庭でも使われるようになったWi-Fiとは? 分かったようで分からない?

妻から、突然「Wi-Fi(ワイファイ)って何?」と聞かれました。ITに苦手な妻でも頭に残るほど、「Wi-Fi(ワイファイ)」という言葉、よく使われるようになりましたね。

 

妻には、「家庭や建物の中のような狭い空間で使う、線の無いインターネット接続」と答えましたが、簡単には説明できない、難しい言葉です。簡単にいうと、次のようになります。

 

 Wi-Fi(ワイファイ)とは

 

 ・パソコン・スマホなどの電気製品を”線なし(無線)”で接続する
 ・建物内のような”狭い空間”で電気製品を無線接続する方法
 ・無線接続の規格を守っていて、安心して使えるという”シンボルマーク”
 ・Wi-Fi対応であれば、他のWi-Fi対応製品とも通信可能であることが保障される
 
 Wi-Fi(ワイファイ)の例
 
 ・パソコン、スマホなどを無線でルーターと接続しインターネット接続
 ・パソコン、プリンター、デジカメ、ゲーム機などをお互い無線で接続する
 ・空港や駅などで、無線でインターネット接続ができる公衆無線LAN(公衆Wi-Fi

 

このWi-Fiが出てきたことで、パソコン、スマホなどが、家庭でも外出先でも、線を使わず(無線で)インターネットに楽に接続することができるようになりました。

 

また、最近では、Wi-Fi機能を持つ、プリンター、デジカメ、ゲーム機などもあり、これらの電気製品がパソコン・スマホなどと、線を使わず(無線で)、お互いを接続することができるようになり、本当に便利になりました。

 

■無線だから気をつけたい盗聴

なお、Wi-Fiなどの無線で接続する場合、データ通信を無線で行うため、盗聴される危険性が高いので注意が必要です。

そのため、無線には、盗聴されてもデータの中身が分からないように、各種の暗号化方式が準備されており、「WEP」「WPA」「WPA2」の種類があります。

なお、「WEP」は暗号化方式としては最も古く、簡単に見破られるので、使わないほうが良いです。出来るだけ最新の暗号化方式「WPA2」方式を利用することが大事です。


■公衆無線LAN(公衆Wi-Fi)は安全とは限らない!

なお、最近では、無線LANを使用した、インターネットへの接続ができるサービス、公衆無線LAN(公衆Wi-Fi)が増えてきました。

しかし、通信の暗号化を実施していなかったり、入力情報を盗むことを目的とした人も接続している可能性があり、利用にあたっては注意が必要です。

 

公衆無線LAN(公衆Wi-Fi)のような、安全性が不明な場所でインターネットを使う場合、個人情報を使うサイトはURLが ”https://”となっていることを確認してください。

 

 公衆無線LANでのインターネットは URLが ”https://”となっていることを確認
 URLが ”https://” (httpに”s”が付く)のときは通信が暗号化され安心

 

なお、オンライショッピング、インターネットバンキングなど、重要な個人情報を入力するサービスは、公衆無線LAN(公衆Wi-Fi)では利用しないほうが良いですね。

 

以下に、Wi-Fi無線LANに関する基本用語を整理してみました。また、詳しい説明は下記のブログでしています。もし、よければ参考にして下さい。

 

 これだけ知っていれば大丈夫 無線LANの基本用語と安全対策
 http://lifesecurityup.blogspot.com/2014/07/lan.html


■ ネットワーク

コンピュータなどの複数の電気製品を網の目のように接続したもの。


■ LAN(ラン)

「狭いネットワーク」のことで、家庭や建物内の「狭い範囲のネットワーク」を言います。


■ 有線と無線

ネットワークは、つなぐ形態で、有線(ワイヤ)と無線(ワイヤレス)に分けられます。

  有線(ワイヤ)  : 線でつなぐ方式
  無線(ワイヤレス): 無線(電波)でつなぐ方式


■ 無線LAN

家庭や建物内の狭い範囲で、コンピュータなどの電気製品を無線で接続するものを「無線LAN(ワイヤレスLAN)」と呼びます。


■ 親機と子機

無線LANでの接続を担当するのを「親機(アクセスポイント)」といいます。親機に接続する、パソコンなどを「子機」といいます。なお、家庭では、通常、”無線LAN機能を持つルータ”が親機になっています。


■ 無線LANの速度の規格 11b・11g・11a・11n・11ac

無線LANの速度を表現したもの(規格)が、11b・11g・11a・11n・11acです。

  11b   ・・・・最大速度は11Mbps  *低速のADSL
  11g・11a ・・・・最大速度は54Mbps  *高速のADSL
  11n   ・・・・最大速度は450Mbps  *光ケーブル並
  11ac   ・・・・最大速度は約7Gbps  *最新の規格、超高速

 

11bは、ほとんどの無線LAN機器が対応。ただし、電子レンジなどの影響を受け、速度低下や接続の安定性が失われることがあります。

 

11gは、通信速度が速い上、11bと互換性があるため、通信可能な接続機器が多い。ただし、電子レンジなどの影響を受け、速度低下や接続の安定性が失われることがあります。

 

11aは、通信速度が速く、電子レンジなどの影響を受けませんが、障害物に弱いという欠点があります。

 

11nは、通信距離が長く、障害物があっても高い安定性を持つなど多くの利点があります。

 

11acは、(2015年8月現在)最も高速。ただし、この規格に対応したパソコンやスマホなどの機器は、まだ少ない。


■ Wi-Fi(ワイファイ): 安心して無線LANが使えるというシンボル

Wi-Fiは、無線LANを活用する通信機器が、11b・11g・11a・11nなどに対応し、安心して無線LANが使えることを示しています。

Wi-Fiに対応していれば、他のWi-Fi対応の他社製品とも通信可能であることが保障されます。Wi-Fiの認定は、「11a」「11b」「11g」「11n」など、それぞれ個別に行われます。

最近では、パソコン以外にも、スマホ、携帯ゲーム機、音楽プレイヤー、デジタルカメラ等にもWi-Fiが搭載されており、Wi-Fiのお陰で、無線で相互に接続出来ます。


■ 無線LANの安全対策(セキュリティ) 「WEP」「WPA」「WPA2」

無線LANは、通信を無線で行うため、傍受される危険性が高いので、通信される情報を適切に保護する必要があり、そのために、暗号化方式として、「WEP」「WPA」「WPA2」があります。

「WEP」は暗号化方式としては最も古く、解読される危険性が高いので利用しないほうがよいです。出来るだけ「WPA2」方式を利用して下さい。


・WEP・・・暗号化の鍵が固定されており時間をかければ解析される危険性有り
・WPA・・・WEPの強化版となる暗号化方式
・WPA2・・・WPA2は WPAの後継規格で、AESの採用が義務化され2004年に標準化

WPAの改良版であるWPA2では、より強力な暗号技術であるAESを採用しているため、WEPやWPAの欠点が全て解消されています。


■ 公衆無線LAN(公衆Wi-Fi

無線LANを使用し、ごく限られたエリアでインターネットへの接続ができるサービスです。空港、駅、ファーストフードなどにおかれ、街中でブロードバンド環境でインターネットが利用できます。

 

最近では、カフェやファーストフード店、空港や駅など、無料でWi-Fiを利用できるスポットが増えてきて、外出先で、これらのWi-Fiスポットを利用することで、パソコン・スマホを手軽にインターネットに接続できます。

 

しかし、公衆無線LANの中には安全対策が不完全なものや、入力情報を盗むことを目的とした人も接続している可能性があります。

 

公衆無線LAN(公衆Wi-Fi)のような、安全性が不明な場所で、メール、SNS、オンライショッピング、オンラインバンキングなどを利用するときは、サイトのURLが ”https://”となっていることを確認してください。

 

 公衆無線LANでのインターネットは URLが ”https://”となっていることを確認
 URLが ”https://” (httpに”s”が付く)のときは通信が暗号化され安心

 

なお、オンライショッピング、インターネットバンキングなど、重要な個人情報を入力するサービスは、公衆無線LAN(公衆Wi-Fi)では利用しないほうが良いですね。

 

 公衆無線LANでは、ショッピング、オンラインバンキングは使わない
 使う場合は通常の携帯会社の専用回線を使ったインターネットで使う

 
また、公衆無線LANでの危険性とその対応、下記も参考にしてください。

 

 日本人観光客、公衆無線LAN利用時のセキュリティ意識が甘い結果に その対策とは
 http://lifesecurityup.blogspot.com/2015/03/lan.html